ロマンの塊がそこにある。 山田の生き字引的旅館。
要事前予約 食事の内容は要問合わせ
 「こ、これが大正ロマンか…!」この建物に入り、最初に出た言葉がこれだった。100年以上の間、山田の歴史を見つめてきた旅館、常盤館。明治10年に雑貨店として創業したあと、2代目の源六さんが大正元年に旅館へと改築し今に至る。中の造りは大正の頃から変わっておらず、床材に現代では真似できない欅の一枚板を使っていたり、石と木が埋まった廊下など、そこかしこに当時の職人技を見ることができる。現代では職人不足から修繕が難しい箇所もあるそうだ。 5代目の松岡浩司さんは東京でサラリーマンを経験したのち山田へ戻り、現在は奥さん、ご両親と一緒に常盤館を切り盛りしている。ご夫婦の気さくな人柄と建物に感じる懐かしさに、つい実家にいるような心地になってしまう人も多いのではないだろうか。 現在宿泊は休業しているが、お昼、夜の会席は利用可能。ブギウギまつり後に打ち上げが開催されたり、忘年会や家族の集まりなどで利用する方も多いそうだ。常盤という「永久に変わらないもの、さま」という意味の名前がついた旅館が100年以上変わらずにあり続けているという事実に、とてつもないロマンを感じた。

INFO基本情報

名称 割烹旅館 常磐館
(カッポウリョカン トキワカン)
電話 0948-52-0001
要事前予約 食事の内容は要問合わせ
住所 福岡県嘉麻市上山田1447-3
休業日 現在宿泊は休業中
TEL:0948-52-0001
要事前予約 食事の内容は要問合わせ