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嘉麻市・山田「SNACK 真里」＿人情溢れる、ディープな山田の夜。

2023.11.22

山田には知られざるディープなスナックが多数存在していた…！今回は『SNACK 真里』に突撃取材！スナックの雰囲気と酒が大好きな20代編集部員がお邪魔させてもらいました。

普段は通らない、少し入り込んだ路地を照らす『SNACK 真里』の看板。その下でもじもじしていると「あら、お客さん！」と常連さんを引き連れたお姉さんに運良く遭遇。そのままあれよあれよと着席。「あらー珍しい。今日はどこから来たん？」おしぼりを持ってきてくれた真里ママは快活な笑顔で緊張面の若造2人を受け入れてくれた。

席につくと持って来てくれるお通しはママの手作り。ラインナップも豊富で一口食べれば実家に帰ったような安心感に包まれた。

常連客で満員の店内。まだカチカチの表情で席についていたが、あっという間に皆さんが暖かく受け入れてくれた。「ブランデー飲んだことあるか？」人生初のブランデーをごちそうになりながらお話を聞く。

山田の地で26年。「もうみんな家族みたいな感じやね〜！来てない日があったら心配になるくらい」聞けば毎日来店しているお客さんも少なくなく、真里に訪れる人はみんな仲良くなる。『真里コミュニティ』の中に快く入れてくれる懐の深さが心地いい。「やっぱりみんなママと話したくて来てるんよ、話して、飲んで歌って。最高やね！」水割り片手に教えてくれた常連さんにつられて笑顔になる。アットホームな雰囲気は皆さん、そしてママの人柄によるものだなと身をもって感じた。

途切れることのない客足。皆さん「帰ってきた」ような雰囲気で入店される。終始笑顔のママ。

同席してくださったお父さんは最高齢の86歳！なんと毎日来られているのだとか。元気の源を垣間見れたような気がした。

「長くお店しようけど、辛いと思ったことはないね！自分にあっとったんやと思う」空のグラスにお酒を作りに来たママは笑いながら教えてくれた。「お客さんみんな大好きやし、私もお客さん達とお話することが日々のストレス発散になってるんよ。ありがたいじゃない、場末に来ていただけるの」感謝の言葉を口にしながら、カウンターへと戻っていくママ。全員とお話しているママの表情は常にはつらつとしていた。

夜も更けてきた頃、お客さんとも打ち解け、すっかり真里の虜になってしまったわたしたち。「代行出すき、あんたも飲みない！」と同行していた後輩までお酒をごちそうになり、帰路についた。「またいつでもおいで」帰り際外まで見送ってくれたママ。帰りの車内、代行のお姉さんとも仲良くなり「山田に来たらいつでも呼んで」と名刺をもらう。山田の夜はどこまでも人情に溢れていた。