夜の路地にポッと灯る黄色い看板と、丸いカーブが可愛い2つの入口。一体どっちから入るのが正解なのかちょっと迷うが、それもまた「長崎」の思い出。




「お、美味しい…」口から全身に広がる幸せを噛み締めながら出てくる一言はシンプルで、ホカホカの料理から顔を上げると、奥の厨房からマスターの幸治さんがにっこり。80歳になった今もスナックやバーへの出前で厨房から飲み屋街へ走る。
「出身が島原なもんで」博多のホテルで修行を重ねた幸治さんが飯塚に「長崎」を作ったのは25歳の時。酔客に愛され55年が経とうとしている。

「ライス忘れてるよ」と後を追って登場したのは調理師免許を持つ息子・貴充さん。



2人の役割分担は特になく「メニュー（40種超！）にあるものはいつでも2人で全部作る」スタンス。


ナイトレストランの「ランチ」￥1,200。和牛100%のハンバーグと揚げたてのトンカツに手作りデミグラスをたっぷり。



出前人気の高いサンドウィッチ。中でも「クラブサンド」は一口でベーコン・豚ロース・牛カルビが味わえる幸せ度MAXの重なり。



できたてほやほや5秒の「エビグラタン」。大きな2匹のエビの下には、なんと目玉焼きが隠れてる！


カウンターに1人で座るも良し、奥には4人ほど座れるふかふかソファのボックス席も。「うち、音楽もいいでしょ」BGMは幸治さんチョイスのJ-POP有線放送。


「美味しいって言われるのが一番嬉しい。この時間にこんな料理出してるの、この辺ではうちだけですよ」本当にそうである。深夜にランチの幸せに浸れるなんて…これがナイトレストランなのか。


【ナイトレストラン長崎】
飯塚市飯塚4-6
0948-22-9264
18:00〜1:00
日曜日・祝日定休