旧筑穂町「宮ノ上げんき」_人と人の縁が繋がってゆく、地元愛に溢れた古民家カフェ。
2024.04.14
店名を聞いて「どんなお店なんだろう?」と気になっていた方も多いと思うが、一歩足を踏み入れてみると、そこはゆっくりとした時間が流れる古民家カフェ。
地元食材を中心に使ったメニューや自家焙煎コーヒーが楽しめるほか、オーガニック食品などの販売も行っている。
「友達の家に遊びに来る感覚で、気軽に立ち寄ってほしい」と話す店主の田中仁さん。
取材時にもひとりの常連さんがふらっとパフェを食べに来て、おしゃべりをして、笑顔で帰っていく姿が印象的だった。
ユニークな店名の由来を聞くと、元々は「げんき」で、この土地の小字「宮ノ上」を付けたのだとか。この町に寄り添いおよそ20年。店主・田中さんはカフェ運営のほか、Tシャツ作りやイベント企画までこなしている。「自分でも何屋さんかよくわからんよね(笑)」
「以前来てた常連さんが嫁ぎ先の徳島からトマトを送ってくれて、カレーの新メニューができたり、マーマレードも近所の方からいただいた柑橘で作ったりしてるんです」
2階の屋根裏では定期的にイベントなども開催し賑わう宮ノ上げんき。
この店で縁が繋がり、また違う誰かを笑顔にする。
訪れたら自然とパワーがもらえるような、温かい憩いの場だ。
ランチで楽しめる名物「田中カレー」は、トマト・ビーンズ・ハニーの3種類から選べる。単品715円、自家焙煎コーヒーなどのドリンクセットは1,045円。
1階は物販コーナーのほか、カウンター2席、4人がけのテーブルが2つとゆったり。
2階の屋根裏(写真)では個展やイベントが行われることも。「この前はお客さんが“歌声カフェ”を開いてましたね。誰でも自由に使ってください!」
「ブラウニーとコーヒーのマーマレードパフェ(715円)」。
自家製のマーマレードジャムは店頭でも販売しており、はっさくやだいだいなど全7種類!シルクスクリーンで作られたラベルも可愛い。
名物・田中カレー(たなカレー)
田中さんのために作ったオリジナルカレー!レトルトを店頭で買うこともでき、家でも楽しめる。(540円)
飯塚市長尾1371
0948-72-0604
11:00~17:00
日祝、月曜定休
インスタグラム@
miyanouegenki