戦争の記憶に「触れる」 日本初の私設資料館。
 弾丸が貫通した水筒、錆びた鉄帽、靴、千人針、軍服etc...わずか30㎡の空間内に、2000点以上もの戦争に関する遺品・資料が並んでいる。小竹町にある「兵士・庶民の戦争資料館」は1979年に故・武富登巳男さんが日本で初めての私設戦争資料館として立ち上げ、現在は息子の慈海さんが意志を継ぎ、運営している施設だ。最大の特徴は、ほぼ全ての展示物に「実際に触れることができる」点で、手触り、重さ、硬さなどガラスケース越しに眺めるのとは次元の違うリアリティが感じられる。「3歳ほどのお子さんでも、実際に触れたらなんとなく伝わるものがあるようです」と慈海さん。1点ずつ展示物の背景を丁寧に解説してくれるので、たっぷりと時間をとって訪れよう。

INFO基本情報

名称 兵士・庶民の戦争資料館
(ヘイシ・ショミンノセンソウシリョウカン)
電話 0949-62-8565
住所 福岡県鞍手郡小竹町大字御徳415-13
休業日 水曜日・木曜日
営業時間 13:30〜17:00(入館無料)
※訪問の際は要事前連絡
TEL:0949-62-8565