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飯塚市・飯塚「御料理 魚佐」_大切な一日に花を添える、飯塚に百年在り続ける店。

2023.12.13



始まりは今から101年前、大正十一年。三代目・坂本さんの祖父である初代・佐吾松さんは炭鉱夫だったが食堂へ転身し「魚佐」を創業、その後料亭となった。


初代・佐吾松さんが創業した際の、木札に書かれた営業許可証。

「当時一階は仲居さんの待機場所で、お店は二階だけ。そして父の代では寿司屋になって、一階はカウンターだったんですよ」時代に沿って形を変えつつも、飯塚の町に寄り添い続けている。




二階の大広間は改装せず創業時のまま。家族で過ごしやすい個室もある。

品書きには、旬の食材を生かした繊細な料理の数々。冬は牡蠣や柚子、春は筍や菜の花と、毎月献立の変わる会席料理は特に坂本さんのアイデアが光る。


昼限定の「特製お弁当(2,640円)」は、季節のおかずに新鮮なお刺し身、デザートまで愉しめる。


出汁の旨味が閉じ込められた、ぷるぷるふわふわの「究極の出汁巻き玉子(800円)」

お祝い事や顔合わせなど、大切な日に訪れる人が多い魚佐。「料理は脇役ですからね。少しでも話のタネになれたら」団欒のひとときに花を添え、温かくもてなしてくれる。

 

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mina

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