PICK UP最新記事

直方市・頓野「筑豊的担々麺 烏龍」_地元・筑豊と担々麺。『好き』が最大の原動力。

2024.05.10

筑豊で知らない人はいないと言っても過言ではない、担々麺の銘店『烏龍』。直方本店と、暖簾分けをした飯塚店。さらに木屋瀬にお持ち帰り専門店をオープンしたりと、担々麺の世界を広げ続けている。



「好きこそ最大の才能やと思わん? もうとにかく担々麺が大好きで今でもずーっと研究しよるもん」と、目を輝かせながら進藤さんは担々麺の極意を教えてくれた。塩分濃度、スープやタレの混ぜ方・配合。五味のバランス。特に「酸味」。酸っぱくならない丁度のラインを見極める…など、どれか一つでも崩れると味が変わるのだとか。「自分が最前線に立って、調理して、考えようから毎日ブラッシュアップされよう感じやと思うよ〜、営業時間と同じくらい仕込みにも時間かけようしね(笑)でもまあ、最終的にはやっぱり心やけどね!」


飯塚の老舗中華料理店で修行していた進藤さん。「その頃から担々麺が大好きで、賄いはそればっかり食べよったんよ!」と、豪快に担々麺愛を語ってくれた。

看板にも掲げられた『筑豊的』の文字。その根底には溢れ出る地元愛があった。『黒炭担々麺(800円)』もその一つ。筑豊の炭鉱をイメージして作られた、インパクト抜群の黒いビジュアルが特徴的だが、こだわりは細部に渡る。見た目は派手だけど味を邪魔しないよう計算された竹炭を使用することにより、すっきりとしたごまの風味とコクをストレートに楽しむことができる。



黒炭担々麺を筆頭に、『白・赤・紅・醤油麺』が開店当初からのメニュー。実はメニューにはない乙な頼み方ができることをご存知だろうか? 色の違いによって辛さが変化するのだが、白と赤の間の『桃』、赤の二倍の『茜』。色のグラデーションに合わせて好みのカスタマイズが可能なのだ。「言ってもらえたら全然調整するよ!」常に研究し、極上の担々麺を追い求める進藤さんだからこそなし得る絶妙なバランスの調整。老若男女に愛され続ける理由を垣間見た気がした。「仕事はもはや人生最大の趣味やね!」


ベースのコク深いスープをピリ辛に楽しめる人気の赤



山椒のアクセントがクセになる汁なしは当初直方店のみの限定メニューだったが、リピーター続出でレギュラー入りした逸品。


もっと辛味のアクセントが欲しい人には「ラー醤」。ラー油の出がらしを独自の方法で風味とコクが増すオリジナル調味料へと進化させた。


店前で冷凍麺も発売中! 烏龍の味を自宅でも味わえる!

直方市頓野3452-1
090-8226-4838
11:30〜15:00 (o.s14:30)
月曜日定休
インスタグラム@uron_tantanmen
 

この記事を書いた人

CHIKUSKI STAFF

CHIKUSKI WEB運営スタッフです。特集・イベント情報、紙面のリリースに関するお知らせなどを配信。

RANKING最新記事