嘉麻市・山田「トンチャン横丁」と「赤崎ストックファーム」_山田が誇るブランド牛。広がる人の輪。
2023.11.15
上山田商店街の中でも、ひときわレトロな雰囲気を醸し出している『トンチャン横丁』。店主の赤崎さんが自らの手で旧市場を生まれ変わらせて約8年。新鮮な赤崎牛をその場で焼いて食べられるスポットは地元民のみならず、県内外、芸能人も訪れる話題の場所となっている。

ビール箱に七輪。なんとも言えない懐かしさに包まれながら絶品の赤崎牛を食べることができる。焼肉は週末の夜のみ営業、完全予約制。
自身の名前をつけたブランド牛。その理由を真剣な表情で店主、和徳さんは教えてくれた。「大切に育てた牛がお客さんに食べてもらえるまで、自分が携わっている責任を持ちたかったんよね」穀物を混ぜた餌の配分は牛の体調に合わせて都度調整。長い時間試行錯誤を重ねて生み出した独自の飼育方法で、ストレスのないよう愛情を込めて飼育している牛の肉質は赤身とサシのバランスが抜群。確立された美味しさからファンが増え、現在では全国約30箇所以上に卸している人気ぶりだ。

赤身と脂身がバランスよくなるよう、独自の飼育方法で大切に飼育している。「毎日様子を見ているから、顔を見ただけで体調がわかりますよ」とご夫婦は語る。肉質の良い、生後25ヶ月のメスのみを出荷している。
トンチャン横丁では、奥さんの愛子さんが丁寧に捌いた赤崎牛を購入することもできる。「私達は牛のお陰でご飯が食べられていますからね。命を頂いているので感謝を忘れず、綺麗に、無駄のないように捌くことを意識しています」と笑顔で語ってくれたが、部位ごとに捌く前の肉塊は約13キロ。多い日で40キロ近く捌くこともあるそう。牧場に、卸売、焼肉まで切り盛りしているご夫婦だが、終始朗らかな表情が印象的。「自分たちが大事に育てた牛を美味しそうに食べてくれるお客さんの反応が見れるのが一番のやりがいやね!」そう笑う和徳さん。お二人の人柄が垣間見える空間は居心地の良いことこの上ない。その根底には『トンチャン横丁を通して山田を盛り上げていきたい』という強い意志があった。

愛子さんの見事な手捌きで各部位ごとに美しく切り分けられていく。
「赤崎牛みたいに、これからはそれぞれの地域に合わせたブランド牛を育てていきたくて。いろんな地域で牧場を監修していきたいと思いよんよね」牛を通して人とのつながりを見出してきた赤崎さんご夫婦の夢は山田から全国、世界までも広がりを見せてゆく。

結婚20年目の赤崎さんご夫婦。牧場、トンチャン横丁に加え、新飯塚にある赤崎牛レストラン『リヤン』も切り盛りされている。
嘉麻市上山田1432-1
0948-55-2571
【卸売】11:00〜17:00、 木:11:00〜16:00、 土:12:00〜17:00
【焼肉】金・土のみ 18:00〜22:00(完全予約制)
日曜日定休・不定休