旧若宮町「豆米」_豆乳だから、米粉だから出会える、美味しい感動。
2024.07.10
取材時も絶え間なくお客さんが出入りし、ドアが開く度に「いらっしゃいませ〜」と厨房から明るく優しい女性たちの声が聞こえてくる。「豆」乳や「米」粉を使って作られたパンやお菓子が並ぶ店として、県外からもファンが訪れるほどの人気店だ。アレルギーの方だけでなく、小麦粉に比べ栄養価が高く健康的だと近年より注目を集めるようになった米粉。豆米では10年前から大半のパンを80%以上米粉が占める生地で作り、最近では完全にグルテンフリーなお菓子や冷凍パンも販売している。
「レシピを作るのが楽しくてつい増やしちゃうんです。この前も塩パン(写真上)に家にあったきな粉をかけてみたら美味しくって! 新メニューに追加しちゃいました」。日常からヒントを得ることが多いという、店主・栗原美香さんが考案したメニューは累計80種類にものぼる。どれが今の気分にぴったりか、一つ一つ味の想像をしながら商品棚の前を何往復もしてしまった。

一番人気の塩パンにきなこをまぶした新メニュー「きな粉塩パン」(270円)。
健康であるがゆえに損なわれてしまう美味しさというのも巷には存在するが、むしろ「これが食べたい!」と選ぶほど美味しいのが豆米のパン。個人的に感動したのは豆乳クリームパン(写真下)。赤ちゃんのほっぺたのようにさらっもちっとした手触りと、まろやかに広がる自家製豆乳カスタードの味わいが忘れられない、リピ確な一品だ。
今年から新たな店舗へ移転した豆米。「パン作りって結構な力仕事で…メニューは増えても一つ一つの品質が変わらないように、機械に頼れるところは頼っていこうと。そのためにより広いスペースが必要で移転しました」。スタッフは全員女性。「子育てしながらでも働ける場所を作っていきたいという思いはずっとありますね」。〈家族に食べさせたいものを作りたい〉豆米が大切に掲げてきた「母」としての気持ち。それは、弾力がありつつも、優しくあたたかい豆米のパンを作る上で必要不可欠な要素であった。

「製粉も含め、ここのじゃないとだめという九州産の米粉を使っています」と材料選びは特に気をつけているという栗原さん。

女性やママさんたちだけでなく、米粉の腹持ちの良さから男性の常連客も多いんだとか。
宮若市竹原289-1
0949-28-9499
9:30〜17:30ごろまで
月、火曜日定休
インスタグラム@
mamekomekomekopan