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DOCTORS INTERVIEW VOL.79

2021.10.07

 新型コロナウイルス感染症対策による外出自粛で自宅にいるとだらだら間食してしまうことはありませんか? 不規則な食生活、不十分な歯磨きにより、虫歯や歯周病が悪化してしまいます。さらに進むと、歯だけではなく、肺炎や全身の病気を引き起こすこともあります。お口の健康は全身の健康と大きく関わっています。

●お口ケアで感染症対策

お口は体の入口といわれます。食事や呼吸といった生命に大切なものからウイルスや細菌といった悪いものまで侵入してきます。この時にお口の中に歯周病などの問題があると、ウイルスによる感染をはじめ、様々な病気の引き金になるリスクが高まることが明らかになっています。新たな生活様式が始まっている時だからこそ口腔ケアをしっかりと行い、安心できる毎日を過ごしましょう。  日本歯科医師会では、インフルエンザなどのウイルス感染症の予防について、歯磨きが有効であると発表しています。歯周病菌はウイルスによる粘膜への侵入を手伝う酵素を出すといわれているからです。そのため、普段から口腔内を清潔にし、細菌をできるだけ減らすことが大切なのです。また、唾液の中には抗菌成分が含まれ、細菌の繁殖を防ぐ働きを持っています。唾液を多く分泌することで、様々な細菌感染から体を守ってくれているのです。日々の歯磨きに加えて、唾液腺のマッサージなどで口腔内機能を活性化させましょう。

●オーラルフレイルを予防しましょう

近頃、テレビや雑誌で耳にする機会が増えた「オーラルフレイル」。言葉は聞いたことがあるけれど、はっきりどのようなことか分からない方も多いのではないでしょうか? 「フレイル」とは健康な状態から要介護になる手前の段階のことです。支援は必要としないけれど、筋力・認知機能が以前より衰えてしまい、心身の活力が低下した状態を言います。「フレイル」は筋力低下や運動機能の障害などの身体的要素、認知機能の低下や精神疾患などの精神・心理的要素、収入減少や交友関係の縮小などの社会的要素の三つの要因が影響して起こるといわれています。フレイルの状態をそのままにしておくと要介護になる危険性がありますが、日常生活に気を付ければ改善・回復することが可能です。フレイルのきっかけともなるささいな口の機能の衰えを「オーラルフレイル」といいます。症状としては、食べこぼしたり、軽いむせ、固いものが噛みにくい、滑舌の悪化、口の中が渇くなどがあげられます。オーラルフレイルは加齢による歯や機能など口腔の状態の変化が原因のひとつです。固いものが噛みにくい、むせることが増えたなど、日常のちょっとした変化をそのまま放置しておくこともオーラルフレイルの進行を早めることになります。固いものが食べにくくなると、軟らかいものばかり好んで食べるようになり、そうすると噛むために必要な筋力が低下し、さらに噛む力が衰えるという悪循環に陥りやすくなります。それが口腔機能の低下、ひいては心身機能の低下への第一歩となるおそれがあるのです。

●予防と対策

口腔機能を維持するためのトレーニングを行うことで、唇や頬、舌の筋力をアップさせると口腔機能が高まります。また、唾液が良くでるようになり、食べ物を飲み込みやすくなります。外出自粛などで人との会話が減ると、お口の働きが低下し、誤嚥性肺炎を引き起こしやすくなりますので、免疫力を低下させないために、日頃から口腔ケアをしっかりと行い、お口を健康に保つことが大切です。

院内では感染症対策を行っています。

 

ルミエール穂波店様眼の前。レンガの外観が目印。

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