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DOCTORS INTERVIEW VOL.97

2023.04.06

健康で長生きするためにできること
〜フレイルとオーラルフレイルの関係性〜

●フレイルとは
加齢や疾患によって身体的・精神的な様々な機能が徐々に衰え、心身のストレスに脆弱になった状態のことを指します。完全に介護が必要な状態ではなく、適切な生活改善や治療などを行っていくことで生活機能が以前の状態に改善する可能性があります。フレイルを引き起こす原因は「身体」・「心や認知」・「社会性」の3つに分けられます。フレイルの特徴はこの3つの原因が重なることでさらに状態が悪化していくのです。例えば身体機能の衰えによって外出が億劫になることで引きこもりがちの生活になり、それが社会性の低下を引き起こします。また引きこもりがちな生活が続くことでさらに身体機能や認知機能が低下することにもつながり、心身の機能がどんどん衰えていくという負のスパイラルに陥るのです。段々と筋力が低下し、外出する機会が減り、手助けや介護が必要となる。このような加齢に伴う心と体の働きが弱くなってきた状態をフレイル(虚弱)といいます。

●オーラルフレイルとは
歯や口には「食べる」・「話す」・「表情を作る」・「呼吸する」など様々な働きがあります。オーラルフレイルとは、口の機能が衰えた状態のことです。「話がしにくい・飲み込みにくい・むせる・こぼす」など舌を含めた口の周囲で衰えます。最初は自覚しにくいお口に関するささいな衰えですが、適切な対処がされずにその衰えが積み重なりお口の機能低下、さらには食欲の低下などに繋がるプロセスです。健康な状態と要介護の間には、筋力や心身の活力が低下するフレイルの段階があります。ささいな衰えを放っておくとオーラルフレイルからフレイル、そして要介護状態へとドミノ倒しのように悪化するため、「フレイルドミノ」と呼ばれています。ドミノ倒し同様変化に気づいて対処すれば食い止めることができます。まずは自分の口の中・身体の状態を知り、できることを知って始めることがお口と全身の健康維持の第一歩となります。オーラルフレイルの症状はフレイルの初期に現れ、老化の初期サインとも言われています。 【こんな症状がありませんか?】 □話がしにくい □飲み込みにくい □よくこぼす   □硬いものが噛めない これらの症状があるときは、オーラルフレイルの可能性があります。

●健康で長生きをするためには
・しっかり食べて栄養を取ること ・運動すること ・社会参加すること の3つが大切と言われています。歯や口の機能が衰えると食事が偏り、栄養状態が悪くなり体力が低下します。また口の周りの筋力が低下すると話しにくくなり、他の人も聞き取りにくくなるので、人と話すのが億劫になってきます。このようなことで、口の働きの衰えはますます老化を早めてしまいます。

●大切なことは
①お口の中をキレイに 年を重ねると誤嚥(唾液や食べ物が器官に入る事)しやすくなります。口の中の汚れが肺に入ると肺炎を起こすので、口の中を綺麗に保ちましょう。
②口の中の保湿 唾液が少なくなると口の中の汚れや細菌が停滞しやすくなったり、食べ物が飲み込みにくくなったりします。唾液腺マッサージ、口を日頃から動かす、よく噛んで食べるなど唾液の分泌を促したり、保湿剤などを利用して口の乾燥を防ぎましょう。 ③きちんと食べるための口を保つ 虫歯や歯周病で歯を失わないように定期的な検診を受けましょう。また失ってしまった部分は補うための歯科治療を受けましょう。
④口周りの筋トレ 「歌を歌う」「会話をする」「声を出して本や雑誌を読む」など日常生活の中で口を十分に使うように心掛けましょう。

院内では感染症対策を行っています。

ルミエール穂波店様目の前。レンガの外観が目印。

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