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DOCTORS INTERVIEW VOL.13

2015.12.08

医療法人 恵和会 田川慈恵病院

田中 真理子 院長

「こころを看ること、えがおを見ること、ちいきを視ること」

 

●チーム医療でよりよい医療を提供  

当院は、精神科を中心に、内科、リハビリテーション科を設けており、こころをみると同時に、身体のケアもできるよう体制を整えています。精神科的な治療に加え、内科的な合併症の治療、骨折や脳梗塞後のリハビリなどが必要な患者さんの受け入れを行っています。また、医療と介護の連携を図るため、時代に応じた地域に根付く医療の充実を目指しています。そのため、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士はじめ、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士など多職種が連携し、患者さんの治療とケアに当たります。
 病院というと、緊張したり、不安になったりすると思います。そのような不安を取り除いて、患者さんのペースに合わせてゆっくりと治療や療養に専念できるよう、院内は光を取り入れた明るい環境を作り、スタッフもアットホームな雰囲気でみなさんを受け入れています。当院を訪れた患者さん、ご家族が笑顔になることが私たちのかけがえのない喜びです。

 

●女性ホルモンとこころの関係

 私自身、女性ということで、女性のメンタルヘルスについて少し触れたいと思います。 女性ホルモンとこころは、密接な関係があります。月経の前後に精神的に不安定になることがある、という経験をされたことのある女性は多いと思います。『生理前になるとイライラする!』『生理中は気分が落ち込む』などがそれです。女性は毎月毎月、ホルモンに精神を振り回されているとも言えます。
 女性ホルモンには、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という2つのホルモンがあり、これらが女性のからだのバランスを保っています。このホルモンバランスが崩れると、身体とこころに不調をきたします。ストレスや過労などでこのホルモンバランスが崩れることがあります。また、就職、結婚、妊娠、出産、更年期などをきっかけにこころの不調をきたすことがよくあります。
 産後うつ、更年期のうつ症状などは女性ホルモンが大きく影響していると言われています。一時的なもので、時間の経過とともに改善するようであれば心配いりませんが、長引くようであれば、一度、早めの受診をお勧めします。

 

●自分でできるこころの治療

 『病院に行くのは、ちょっと抵抗がある・・・』 そのような場合に、自分でもできるケアをご紹介します。

 

・自分の考え方の癖を知る
 自分自身が、どういう考え方をしやすいか、客観的に分析してみましょう。「ネガティブに考えやすい」「まじめで頑固」など、自分の癖を知ることで、ちょっと違う考え方をしてみようと意識することができ、自分で感情をコントロールすることができるようになります。

・ストレス発散の方法をみつける
 運動をする、愚痴を言う、映画を観る、寝る・・・など、自分なりのストレス発散法を見つけておくことはとても大事です。イライラしたときの発散法で、オススメは、愚痴を紙に書いて捨てる(シュレッダーにかける)! かなりスッキリしますよ。とにかく、こころの中に溜め込まず、外に吐き出すことが大切です。

・完璧を目指さない
 休むことは、怠けることではありません。効率よく、よりよい成果を上げるためには休憩が必要です。仕事でも家事でも同じことです。疲れているときに無理をしても時間がかかるばかりで、良い仕事(家事)はできません。しっかり休んでそのあとまた頑張りましょう。ほどほどでいいや、と思える心の余裕も健康で過ごすための秘訣です。

 

まずは、自分でもできるこころのケアをやってみてください。それでもこころがきついとき、苦しいと感じる時には、ぜひ気軽に相談に来てください。

 

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