2026.03.04
チクスキ編集部、しゃべり始めました。──ラジオ番組「チクセキ」配信中!
by ババケンタ

「妊娠中からできるむし歯予防と食習慣の形成」
●歯はいつごろできるの?
子どもによって違いはありますが、初めて歯が生えてくる時期の目安は生後6か月頃です。その歯のもととなる歯の芽(歯胚)は、最初に生える下の前歯で妊娠7週目頃からでき始め、それから歯として成長していきます。小学校を入学する頃に生えてくる奥歯の永久歯、第一大臼歯(6歳臼歯)でさえ、胎生3か月頃には歯胚ができ始めます。その後、歯胚にカルシウムなどが沈着して次第に硬くなってきます。そして歯の形や大きさがほぼ出来上がっていくのです。こうして、歯が口の中に生え始めますが、この時期は歯の根の部分はまだ成長途中でしばらくしてから完成します。目に見える部分の形や大きさは生えてから変わりませんが、表面は少しずつ硬くなります。歯だけでなく、おっぱいを吸ったりする口の機能もお腹の中にいる間に発達します。妊娠3か月を過ぎると口を閉じたり、7か月頃には指をしゃぶってものを吸う練習も始まっています。おなかの赤ちゃんはいろいろな準備をしているのです。
●妊娠中どんなことに気をつける?
赤ちゃんのためにと気にしすぎる必要はありませんが、何より母親が妊娠生活を心も身体も健やかに心地よく楽しめることが大切です。妊娠中にお口の中に心配事があっては健やかな気持ちで過ごせません。まず、母親自身の口の中の健康を守ることを心がけましょう。できれば、妊娠前にお口のケアをしっかりとしておきましょう。妊娠中でも可能な治療もあります。妊娠すると嗜好が変化して、甘いものが欲しくなったり、つわりでブラッシングが十分にできなくなったりします。食べすぎや、だらだらと食べることには注意して、食べたら水やお茶を飲んだり、気持ちが悪いときには小さめの歯ブラシを使い、歯磨き剤は使わないなど工夫すると良いかもしれません。また妊娠中はホルモンの影響で、歯肉炎になったり歯周病が悪化しやすいので、体調が良ければ歯科医院で専門的な歯面清掃を受けるのもよいでしょう。
●食習慣の重要性
おなかの赤ちゃんは、必要な栄養を必要な量だけ母体から摂取します。ですから、母親自身が健康で過ごせるように規則正しくバランスのとれた食事を楽しく摂ることが大切です。食材の安全性にも適度な配慮が必要でしょう。また、出産後の子育てにおいても食感や味覚などに配慮した食生活は、子どもの食習慣の形成につながり、食べることを通じて自分を大切にし、周りを気遣う気持ちの形成にも関わります。子どもたちにこのような食習慣を伝えていくことは、その子どもが成人となった時の豊かな生活へも繋がります。
●子どものむし歯予防は1歳6か月からの1年間が重要!
むし歯は、食生活や生活環境、歯の質、そして細菌が関わりあってできるものです。むし歯の原因菌としてもっとも代表的なミュータンス菌は歯がない間は感染しません。歯が生え始めるのは6か月頃ですが、特に奥歯が生えだす1歳6か月頃から2歳6か月頃までを『感染の窓』といい、この時期に感染することが最も多いと言われています。それ以降になると、口の中の細菌のバランスが決まってくるので感染の可能性は低くなってきますが、この時期に感染するとむし歯の原因菌は優勢になり、むし歯ができやすくなってしまうので注意しましょう。離乳食の時に大人が同じスプーンを使って味見したり、固いものを自分の口の中で咀嚼してから与えたり、何気ない日常の行為が繰り返され少しずつ子どもの口の中に定着していくのです。はじめての乳歯が萌出してから『感染の窓』の時期を越えるまでの間、家族のむし歯原因菌のリスクを把握し家族自身が口腔衛生を心がけておくと、子どもがむし歯になる確率はかなり減るという事になりますので、この1年間は気合いを入れてケアすることが重要です。また、子育てに欠かせないスキンシップをむし歯予防という視点だけから否定するのではなく、安心してスキンシップをするためにも、母親をはじめとした家族皆の口の中を綺麗にしておくことが大切です。
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