2026.04.03
その味は、街のDNA。飯塚のソウルフード「味覚焼」はいかにして生まれたのか?
by CHIKUSKI WEB 編集部
飯塚記念病院
右:豊永 武一郎 院長
心のクリニック・飯塚
左:鶴田 竜之介 院長

「地域精神医療の中核として、10年後も安心して暮らせる体制づくりを―」
1957年開設より、半世紀以上に渡り精神医療の中核として飯塚地域を支えてきた〈飯塚記念病院〉。今回は院長の豊永先生と、同院のサテライトクリニックである〈心のクリニック・飯塚〉院長の鶴田先生お2人に今日の地域精神医療の取り組みについてインタビューしました。
●『認知症患者』は10年後700万人を超えると推測されています。
―飯塚記念病院は、一昨年に県より「福岡県認知症医療センター」に認定されていますが、これはどのような制度ですか?―
【豊永】 厚生労働省は全国で認知症を患う人が2025年には700万人を超えると発表しています。これは65歳以上の方5人に1人が認知症になる計算です。俗に「2025年問題」とも言われているこの社会問題に対応するためには、都心部の病院だけではなく、地域レベルで認知症をしっかりと治療できる体制づくりが急務となります。病院同士の垣根を越えた地域医療づくりを―。その基幹となる病院を県が認定する制度が「認知症医療センター」です。
―他の精神科と何が違うんですか?―
【豊永】 「認知症医療センター」の具体的な取り組みとして当院では、①電話相談窓口の設置。②精神科・内科が連携し、認知症患者の全身的なケア。③地域の医療・介護関係者や一般の方に向けた研修会の開催などを行っています。これらを通し、飯塚ブロック(飯塚市・嘉麻市・桂川町)の各病院や介護関係者との連携を図りながら、認知症の方を適切・迅速な医療体制で支えることができる地域づくりに尽力しています。
●今からできる認知症予防
【豊永】 統計では、喫煙者・糖尿病・高血圧の方は、認知症になるリスクが高まります。禁煙や和食中心の食生活、適度な運動習慣など、まずは生活習慣の見直し・改善からはじめましょう。牛乳や乳製品を毎日の食事に取り入れることも認知症予防には効果的ですよ。
●『うつ病』・『不眠症』について
【鶴田】 『うつ病』の症状には、憂うつ気分や興味・喜びの消失、倦怠感などがあり、自分を責めたり、自殺を考えてしまう場合もあります。うつ病の症状は脳の機能障害で起こるのであって、怠けたり、わざと手を抜いたりしているわけではありません。むしろ反対に手が抜けないために病気になる方が多いんですよ。また、うつ病には身体の不調を伴うこともあります。疲れやすかったり、頭痛や肩こり、発汗、息苦しさ、便秘、下痢、背中・四肢関節痛などが続き、内科に相談してもはっきりとした原因がない場合は、うつ病を疑うことも症状を悪化させないために重要です。
『不眠』にはいくつかのタイプがあります。寝つきが悪い(入眠障害)、途中で目が覚める(中途覚醒)、朝早くに目が覚める(早朝覚醒)、よく眠れた気がしない(熟眠困難)などです。不眠の場合はまずどのタイプの症状かをはっきりさせ、その原因を専門的に取り扱っていくことが大切です。より健康に、生き生きと毎日を過ごすためには、充実した睡眠の確保が非常に重要なんです。
●心のクリニック・飯塚
【鶴田】 当院では、うつ病・不眠治療の他、「子どもセンター」でお子様のメンタルケアなど、お子様からお年寄りまで幅広いライフサイクルの様々な局面で起こる心の問題に取り組んでいます。「心に向けて開かれたクリニック」をコンセプトに、開院以来、患者さん1人ひとりの心に寄り添った医療を心がけています。
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