PICK UP最新記事

暮らしのなかに、揺るぎない一杯を|bird coffee

2026.09.01

この記事はチクスキ279・280号「エリア特集 田川市 伊田」(2025年2月・3月発行)に掲載したものです。店舗情報・営業時間・価格などは取材時点の内容です。


田川・伊田の「bird coffee(バードコーヒー)」は、生活や日常を象徴するかのような団地の一角にある。




「外観のさりげなさも相まって、「はじめて来られる方の中には、お店の前を何度か通り過ぎる方もいます」と、店主の福島基(もとき)さん。

 

直方〈このみ珈琲〉からはじまり〈コーヒーカウンティ〉へ繋がる縁。

元々はクリーニング店だった空間に、カウンターをつくり、柱を立て、妻の優子さんと店づくりのほぼすべての作業を自らの手で行って開業したのが、8年前のこと。当時から今も、人通りはおろか車すらほとんど通らない場所にもかかわらず、絶えず人が訪れる店となっています。





扱う豆はすべて、久留米の「コーヒーカウンティ」からセレクト。2023年に東京へ進出し、今や世界的な評価も受けるロースターだ。その縁は、基さんが開業前にはじめてスペシャルティコーヒーを口にしたところから繋がっているという。



「一流のバリスタを志している青年がいる、と許斐(このみ)さんに紹介してもらったのが安藤さん(※後に天神で〈コネクトコーヒー〉を創業)で、彼からの紹介で出会ったのが、〈コーヒーカウンティ〉をはじめる前の森さんでした」。

焙煎からのその先〈抽出〉に徹する

同じ豆でも、抽出する人によって味わいが大きく変わる珈琲の世界。自家焙煎のお店もいまでは一般的になるなかで、基さんは焙煎をコーヒーカウンティに委ね、「そこから先」に徹している。


エスプレッソマシンの扱いも、技術と経験を要するバリスタの世界だが、基さんには「職人」という言葉が似合う。




やや深煎りのエチオピアとブレンドをダブルショットでいれた「エチオピアンラテ」は、より豆の個性を感じられる一杯。


「華やかでフルーティーなカウンティの豆に惚れ込んで、ずっと使わせていただいてます」と基さん。豆の個性と最適な着地を丁寧に引き出した一杯は、飲むたびに、心が世界中を駆け巡るよう。



毎朝焼くマフィンは、奥様の優子さんが担当。研究を重ねた結果、「bird coffee」ならではの食感と味わいでファンも多い。


マフィンは1個170円〜、ハンドドリップコーヒーは1杯500円〜。※取材時情報。価格は変動します。


 

<ショップデータ>

店名/bird coffee(バードコーヒー)
住所/田川市伊田2717
電話/0947-46-2232
営業/10:30〜18:00(o.s 17:30)
Instagram/@birdcoffee_tagawa

この記事を書いた人

ババケンタ

チクスキ(推定)4代目編集長です。田川・猪国に暮らしています。長崎〜北九州〜岡山〜東京を経て田川に移住しました。学生時代は小倉競馬場がキャンパスの眼の前にあったにも関わらず、公営ギャンブルの類には一切手を出さなかったという強靭なメンタルを持ち合わせています。

RANKING最新記事