2026.06.11
筑豊エリア初の木造路面店「無印良品 飯塚太郎丸」が6月12日オープン!
by CHIKUSKI WEB 編集部
いわみハートクリニック
岩見 元照 先生
いわみハートクリニックでは、高血圧や心臓病、生活習慣病を専門に、地域の患者様のニーズに合わせ総合診療医をめざし研鑽。病診・診診連携を大切にしています。

「とびうめネットに登録しませんか?」
とびうめネットに登録しませんか?
休日、深夜、早朝などかかりつけ医が対応できない時間帯に1人暮らしをしている高齢の親が急に倒れたらどうしよう。救急車でどこの病院に運んでもらうか迷うし、これまでの病気の経過や今服用している薬について、うまく伝えられるか分からないなどの不安を抱いたことはありませんか。
今回は、そんなときに頼りになる飯塚市、嘉麻市、桂川町でまもなく運用開始される県医師会診療情報ネットワーク(とびうめネット)をご紹介いたします。
とびうめネットとは、かかりつけ医を通じて患者さんの医療情報を事前に登録し、緊急時に迅速で適正な医療を提供できるようにする地域医療連携システムです。かかりつけ医、病院、消防・救急隊がチームを組んで在宅医療をサポートします(図1)。

●図1
例えば深夜に突然、脳梗塞を発症し右片麻痺、失語症の状態となった場合、歩くこともできず、自分のことも説明できない状況に陥ります。救急搬送されても、今まで受診したことのない病院だったらどうでしょう。今までの病歴やかかりつけ医、アレルギー、合わない薬などがうまく伝わらないことも考えられます。
こうした場合に力を発揮するのがとびうめネットです。患者さんはまず、かかりつけ医と一緒に患者さんの基本情報を事前に作成・登録します。かかりつけ医や保険証の情報、緊急連絡先、主な病名、病歴、服用薬、禁忌薬、アレルギー、身体障害者、介護保険のほか、延命治療を希望するかどうかも登録します。
登録された情報は患者さんの承諾を得た上で、医療施設や消防・救急隊と情報共有します。患者さんには保管用の登録カードや玄関などに貼るシールが配布。緊急時に駆けつけた救急隊員はこのカードやシールを見てとびうめネットにアクセスし、適正な緊急処置を行うとともに希望の救急病院へ搬送します。
搬送先の病院は、登録された患者情報を基に適切で迅速な治療に取り組みます。治療が進んで退院するときも、事前にかかりつけ医と病院との連携が可能となります。
このシステムは粕屋在宅ネットワークをモデルに、県医師会が設計・構築しました。運用開始されてまだ1年しか経過しておらず、現在のところ、導入している医師会は粕屋と若松のみです。間もなく導入する飯塚医師会でもネットワークに参加する医療機関を増やしていく予定です。
原則として、在宅医療の患者さんや介護サービスを受けている人、病状急変のリスクが高い人などを対象としていますが、それ以外でも登録を希望する人はかかりつけ医にご相談ください。飯塚医師会は、とびうめネットの輪を広げ、安心安全の地域医療の実現に努めていきます。
(出典:西日本新聞筑豊版「あなたのカルテ」より)

●図2
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