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直方・下境「和田創芸」_「看板屋は何でも屋さん」熟練の技と、汚れない服。

2023.10.17

取材依頼の電話をした際、「いやぁ、うちには何もないよ、来てもらってもがっかりさせちゃうかも」と謙遜されていた貢さん。いざ伺ってみたらなんのその。見たことのない道具や太さ豊富な筆などが所狭しと、しかし綺麗に整頓された作業場が2人の仕事っぷりを物語っていた。



一斗缶を2つ、その上に看板を立てかけ、出迎えてくれたままの白いシャツで筆を執る。下書きは無い。「明朝も書きましょうか?」御年83歳の貢さんの右手には無数のフォントがインストールされている。



電動糸ノコでの立体文字制作もフリーハンド。無駄のない直線や曲線をあっという間に切り出していく。



「昔は横浜のキャバレー『ハリウッド』でショー看板を書いたりチラシを作ったりしていました。昔は小田急線の時刻表を書くような仕事もありましたね」

独立して30年。「和田創芸」では代表・貢さんと息子・雄一さんの2人で、看板のデザインから制作、アクリル加工業などを営んでいる。寿し、うなぎ、うどん…独学で身につけた貢さんの書があればどんな和食屋も今すぐ開け、CIロゴデザイナーの雄一さんはバラエティ豊かなデジタルイラストにも対応。


「こんなかわいい犬に言われたら、持って帰っちゃいますよね」街中での印象をイメージしながら作る雄一さん。

「案件によって作るものが全然違うからね、看板屋は何でも屋さんです」熟練の技術があれば不必要に服が汚れることなど無い。作業服いらずのスタイルから生み出される2人の技は、今日も街の一部となっている。


【和田創芸】
直方市下境3104-5
0949-24-5172
8:00〜17:30
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スーパー・ハッピー・フラワー

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