開店から4年ほどで、遠方から小竹町を訪れる目的地のひとつになっている「Nakano」。“生パスタへのイメージが変わった”との声も多いパスタや、酒種酵母を使い生地から手作りするピザが定番人気だが、お酒にも合うアラカルトも豊富に揃う。



店主の喜久智さんは、イタリアンや居酒屋、洋菓子店など、様々なお店を経験。その全てが、今の料理を作り上げる上で活かされているという。「ただ単に美味しいものじゃなくて、“お客さんが心から気に入る料理”を出すのがモットーなんですよ。基本的に創作料理は作ってなくて、ベースがある料理をどう筑豊の人に合わせたものにするかを追求してレシピを考えてますね」



本来は苦い風味の料理も甘めの味付けにしたり、カルボナードやフリカッセなど名前に馴染みのない外国の郷土料理も、イメージしやすい親しみのあるものへとアレンジ。それでいて、調理法を駆使して食材の香りを最大限に引き出し、最も美味しいと感じる適切な塩分濃度へもっていく ― 細部まで考え抜かれたこだわりが、訪れた人を虜にし続ける理由なのだとわかった。


ランチセットはパスタorピザが選べるメインに、前菜2品、デザート、ドリンク付きで1,500円。



パスタはクリーム系・トマト系・和風が並ぶ5種類から選べる。ソースによって生麺も変わるので、食べ比べも楽しい。


石窯で焼き上げるピザは、マルゲリータやテリヤキチキンなど6種類。もっちり食感がたまらない！



ゆったりくつろげるテーブル席もいいけど、オープンキッチンで料理が作られる様子を間近に感じられるカウンターが特等席だ。




店名の「Nakano」は、建物2階の「絵本館 木のうた」のオーナーでもある喜久さんの奥様の旧姓だそう。

鞍手郡小竹町勝野3765-56 1F
09496-2-0145
11:30〜14:30、18:00〜21:00
定休日：水曜日ディナー／日曜日
インスタグラム@nakano.kotake